プロの翻訳家を目指して日々努力している方はあなたの周りには存在するのではないでしょうか。
しかし、翻訳業でもハードルが高くて、新規参入が非常に難しい業界ですので、素人がいきなり翻訳家になることはまず不可能に近いです。今回は技術分野の翻訳家になるための一般的な方法をご紹介します。
技術分野の翻訳家になるためには、プロ養成学校(翻訳家の登録・仕事斡旋をしている会社)へ入ることです。大手の養成校では語学力に合わせてクラスが編成されており、進級に合わせて専門の翻訳ジャンル(産業、技術、特許など)を選び、集中的にノウハウをたたきこんでくれます。また、各翻訳の専門コースの卒業試験でハイスコアを取得した場合、学校側がプロデビュー用の仕事を斡旋してくれることがあり、プロの翻訳家として学校に登録してもらうこともできます。ただし、必ずしも仕事を保証してもらえるわけでなく、新規登録者にはほとんど仕事の依頼は来ないので、自分から仕事を探しにいく必要があります。翻訳の実務経験がない人に仕事の依頼がくることは滅多にありません。
ですから、実務経験を積むため、技術分野の翻訳家を募集している会社のトライアルを積極的に受けましょう。トライアル翻訳に合格すれば、その翻訳会社で最低でも4~5年の実務経験を積むことが望ましいです。将来的に一人前の技術翻訳家を目指している方は、この実務経験が後で顧客の信頼を勝ち取る呼び水になります。翻訳業は非常に狭き門です。しかし、努力さえすれば決して実現できないことではありませんので、地道に努力を積み重ねて技術翻訳家の夢を目指してください。
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